金澤名勝題詠集

「金澤名勝題詠集」

「金澤名勝題詠集」は明治20年に刊行された和装本です

著者・出版人は三分村に住所をもつ士族佐藤忠蔵です
発兌人として東京日本橋の北畠茂兵衛、横濱弁天通りの吉川伊兵衛とならび、金澤の東屋安右衛門、千代本茂左衛門の名前が列記されてゐます

東屋、千代本に遊ぶ行楽客に金澤の風景とそれを詠んだ詩歌を紹介した書物です

内容は金澤八景の絵図に続き、心越禅師の八景の漢詩、丁野丹山、巖谷古梅、の八景の詩
また矢土錦山、岡本黄石、大島怡齋、細川十洲、大給亀崖、神波即山、日下部鳴鶴、横田竹泉による八景分詠の詩

それに続き和歌は、先ず無性居士京極兵庫の八首に続けて、間宮八十子、細川潤、中村秋秀、小中村清矩、黒川真頼、佐々木弘綱、鈴木重嶺、山澤與平、久米幹文らの和歌を掲載してゐます

さらに付録として、「金沢文庫略考」を巻末に載せてゐます

題詠集

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